木元見春 のすべての投稿

結果が『負け』でも『相手側のスルー』でも

誰かに対し、何かをした結果。

それが

 

負け

望みの形では受け止めてはもらえない

相手がスルーしてしまった

 

であったとしても。

やった『自分』が

 

うれしかった

楽しかった

スッキリした

軽くなった

 

のであれば、それで、何も問題はない。

それもまた、とてもステキなやり方のひとつ。

 

自分が心地よく感じるかどうかは、

常識だの

『~ねばならない』だのとは

一切、関係ないところの視点だから。

 

逆に、自分にそういう感覚がないのに

何かをしてあげたいのであれば、

人の為 = 偽

になってないか、自分で感じてみて。

 

それはときに、相手から、あるいは周囲から、

代わりに自分が何かを受け取りたいがための、

計算された演技かもしれないから。

 

演技されて、本人がホントにはそう思ってないことを

さもその通りであるかのようにされたら、

あなたはそれ、本気でうれしい?

ウソをつかれる、騙されるような感じ、は、

まったく、全然しない?

 

自分にウソをつくことは、

結局、他人にもウソの自分を示すこと。

 

そして他人にウソを示しても、

そのウソを完璧に示し続けない限りは、

望むもの、受け取れないと思えるよ。

 

ウソをついて得る温かさや信頼は

ウソとばれた瞬間、相手にショックを与えてしまう。

ひどい場合はたとえば『私のせいであなたが

そんなことをしなくちゃいけなくなったのか』

というふうに、衝撃を与えて、

相手のほうが何かを崩壊させてしまうよ。

 

だからそんな演技、しないほうが

結局は、相手のためにも自分のためにもなるんじゃない?

誤解が、起きないもの、お互いに。

 

自分にウソをついておきながら

なぜあなたは、私が自分にウソをついてまでやってあげたのに、

そのウソをついた努力を認めてウソをついた通りに受け止めてくれないの? って

求めるのは、やめよう。

 

そんなことするくらいなら、自分が

すがすがしく、軽くなれるほう、選ぼう。

 

そういう練習をすれば、自分がやったことも

後悔しないようになっていけて、

やったことのそれぞれが『結果に関わらず』

学びのための宝物になる、

得られるものがあると、私には思えるよ。

 

やってあげる、ではなく、自分がやりたいからやる、結果がどうであれ。

結果を望んで、やりたくないことをやると、

親切を押しつけることにもなりかねない。

 

もしあなたが今、そういうふうに苦しいのなら、

相手に恩をかぶせないでも済むように、

自分に気持ちのいい選択、していこう。

 

2015_05_18

Photo by theodore moniodis
ID:201401132100
GATAG フリー画像・写真素材集 4.0

 

その あなたの 資質 を

あなたはとても思いやりがある

あなたはとても 真面目にものごとに取り組む

あなたはとても 親切になれる

 

あなたはきちんと 他者の思いに向きあおうとする

あなたはきちんと 人に謝ることができる

あなたはきちんと 約束ごとを守ろうとする

 

そうした素晴らしい資質は

他者の心を温かくするほうへ働き

それによって 自分の心もまた 温かくなる

そうした循環の とてもステキな要素なんだよ

 

逆に それらを持っていない人は 叱られやすかったり

持っていない人のほうが トラブルになりやすかったりもする

 

あなたはふだん その資質を

あまりにも『当たり前』のこととして軽く扱い

そんなことよりも『何かを成さねば』『得ねば』いけなくて

そうでなければ人として 間違っていると 決めつけているけれど

 

あるいはまた そのステキな資質を 何かを得るための交換物として

いとも簡単に 差し出すけれど

 

そのやり方から還ってくるものは

「もっと差し出せ」

あるいは

「え、出さないの? 出すことは あなたにとって当たり前なんでしょ?

何もったいぶってるの? それなら望みのもの あげないわよ」

という軽い扱いだったりする

 

それはね だって そうなるよ

あなた自身が軽く扱うからね 相手も軽く受け止める

あなた自身がそう思ってないときに差し出すから 相手は勘違いして扱う

計算で差し出すから 相手も損をしたくなくなる

 

そして 尽くしても尽くしても

あるいは 尽くせば尽くすほど

おかしな結果になっていくという 事態が生まれていく

 

ただの交換物として あなたが

心地よく感じないときにでも 差し出しているのだもの

あなたが自分の感じること無視して 差し出すのだもの

この資質 私が先に渡すわ だからあなたもまた 還してよ

って ときには相手に 押しつけようとするのだもの

 

それさ そんなことしなくてもいいんだよ

あなたが 怖いから差し出すのでなく

あなたが そうしたほうが心地よいときに

ただ 単純に使えばいいだけよ

 

相手から還って来ようが来まいが

あなたが「これで自分を喜ばせられる」と思うときに

そのステキな資質を ただ使うだけ

 

そうしたらね 受け止めたい人が受け止めて 同様に還してくれるときがあるの

そのときの自分の 心の温かさといったら!

とてもとても心地よくて 本気で良かった ありがとう って相手に思えるよ

 

おばあさんに座席を譲ったとき

そのおばあさんから 心のこもった美しい感謝を還してもらえたら

本気で 譲って良かった って思えて

心がその瞬間 ホワッとするよね?

そうやってお互いに 温かさが循環するよね?

 

あれを これからの基本形にできるよ

あなたがそういう使い方を しようと決めれば そのときからね

 

だってあなたはすでに 素晴らしいものを 備えているのだから

それを駆け引きに使わず 

自分の感情を喜ばせるために 使うだけ

相手を喜ばせるためにでなく 

自分を喜ばせるために 使えばいいんだよ

 

そのためにも『自分が』どう感じるか

もっと知っていってね 

今のように 無視ばかりしないでさ

 

感じたことを 駆け引きやおびえでうち消さず 

自分の気持ちに従うことのほうを 選ぶ練習 してみればいいと思えるよ

 

あなたが自分のステキな資質 自分で大切に扱えば扱うほど

受け止める相手もまた それを大切に受け止めて扱ってくれる

それは別に 出し惜しみでなく 自分を大切にして

自身自身を守るために 選ぶことなの

 

だからさ 怖がってばかりいないで 

やってみてね 心地よさを選ぶ練習

あなたは本当に ステキな資質を 持っているからこそ……

 

2015_05_17

Photo by ゆんフリー写真素材集

追伸:『美しき緑の星』今はここで観られます

https://vimeo.com/127996181

1兆人分DNA

千年前にさかのぼった 両親の数ってね

女性が25歳で産んでいったと仮定したら

累計 1兆人 いるらしく

 

20歳で計算すると

累計 1,100兆人に なるらしい

 

まあ 親戚での重婚とか その他いろいろ

あるだろうけれどね

 

この中のひとりでも欠けていたら

あなた

は 生まれていなかったという不思議

 

私たちの親 千年前の段階で それぞれに

少なくとも1兆人 いるんだよ

今は西暦でさえ 二千年経ってるから

とんでもない数のDNA 自分につながってるよ

 

だから あなたという人物は 最低

1兆人分の幅があって そこから紡がれている

 

1兆人もいれば さすがにその中には

自分の好みの人 混ざってるよね

 

この親たちを 東京ドームに収容したいと思ったら

必要なドームの数 1,800万個以上だよ?

万 だよ 単位 間違えないでね

 

想像してみて 18個の大福が乗った丸皿を

それが100枚で 1,800個

1,000枚でも 1万8,000個

1,800万個って お皿がなんと100万枚で

その大福の一つひとつに

5万5,000人……クラクラしちゃうよね

 

それが全部つながって あなたが今 ここにいる

さすがにその1兆人の中には 

あなたがステキだなと思う人 絶対 何人も混ざってるよね

 

その親の血も あなたは本当に受け継いでいるのだから

変われないだの どうしようもないだの

そんなこと 簡単にあきらめないでも よくない?

 

1兆人分以上のバリエーション幅を持って生まれたという 奇跡みたいな話を

自分で活かしてみても いいとは思えるんだ

 

あなたには まだまだ 

とんでもない可能性が 秘められていて

それはあなたに見つけてもらえるの 待ってるよ

 

だいじょうぶ これは事実としての DNAで

それを持つあなたは 現実に今 存在している

 

そこは揺るがない 真実だから

投げやりになるのも すねるのもあきらめるのも そろそろやめて

1兆人のうちの 誰かのステキさを 

再び あなたが受け継いで 体現していいと思えるよ

 

だからあっさり あきらめたりしないで 

その許可を まずは

自分自身に出してあげてね

 

2015_05_16_2

Photo by jelly
ID:201311031100
GATAG フリー画像・写真素材集 4.0

 

参考:知る蔵campus
http://www.siruzou.jp/otaku/2634/