この話は、暗くなるとわかっているのだけれど……。
あのときの思いが、今の出発点になっているので、
最初に、書き記しておきたいと思う。
自分の、気持ちの原点として。
まとめてアップしておきます。
まずは鬱病と診断され、休職を勧められた頃の話から。
私にとって、最初の鬱病の自覚は「出社できない」ことだった。
朝ご飯を食べて、着替え、化粧をして。
畳の部屋なので、ぺたりと座りながら準備するのだけれど、
準備を全部整えたあと、さて、と思って、立ち上がれなかった。
足がなんだかふにゃっとして、ひざに力が入らない。
あれれ、と思っても、動けなかった。
そのうち、正座のように座ってしまい、
そのままぼーっとして、気づけば、電車を乗る時間を過ぎている。
そうやって、遅刻と休みを繰り返すようになった。
実は、無理しているという身体のサインは、もっと前から現れていた。
締め切りを抱えての、徹夜と終電帰りの日々。
終電で帰宅したときには、近所のファミレスで遅すぎる夕食を食べ、
自宅まで歩いた。
だいたい、その帰り道の途中で、自分が発熱していることに気づいた。
「あ、また微熱だ。寝てないもんなあ」
これを何ヵ月間も、何度も繰り返していたのだ。
今から考えたら異常な話なのだけれど、そのときは、
担当していた業務内容やクライアントの環境、諸々が過渡期だったので、
私の中では全部「仕方がないこと」だった。
すべての無理を、そのひと言で自分に納得させていた。
そんなふうにして、まともに出社できない日々が続き、ついに休職。
死にたくなるほどの苦しさは、ここから始まった。
~長くなるので、つづく~