誰かと比べて 社会と比べて 自分の存在価値を はからないでください
人として この世に生まれたのですから あなたは 価値を持っています
何かを成すから 役に立てるから 存在していてもいい という話ではありません
何かを成し遂げたり 誰かの役に立ったりすることは 「自分の」喜びにつながります
人はもともと そういうふうに できています
だから 病のせいで何もできなくなると つらいのです
それでも
その病を治していけば あなたはまた その喜びを 感じられるようになります
できないと「決めつける」のは 脳のミス 病の症状であり
あなたの脳が今 勝手に そう感じているのです
そうした判断ミスを 犯しているのです
心は 人とのふれあいを求め 何かをして達成することを求め 充実感を 求めます
でも 身体や頭は 言うことを聞かず それゆえに できない と思ってしまいます
それこそが この病の 症状 なのです
あなたは 病のときであってさえ 自分を大事にしてあげていいのです
病のときだからこそ なおさら 自分に優しくしていいのです
そうすることで その病から やがて 離れることができます
できるときに できる範囲のことを 無理のないやり方でこなす
ご飯を食べる 寝る 起きる それだって今は 大切なのです
欲求がかなえられないからと 自分や人に八つ当たりするのは
あとで自分が苦しいだけなので もうやめにして
今はただ できるだけ ゆるやかに過ごすことを 自分に「許可」してください
やるべきことだけ やらなくちゃいけないことだけ なるべく丁寧に ゆっくり やって
あとは 自分に優しくして いいのです
あなたは いかなるときでも 自分に価値を認めてあげていい存在です
誰かより ではなく 何かするために ではなく
そんな比較をするのではなく 自分は 自分であっていい
ただもう それだけで 本当はいいのです
人として生まれたのであれば 「自分」という誇りを 持っていていいのです
それが すべての始まりとなり 本当は すでにあなたはそういう存在です
だから だいじょうぶ 今は何より その病を治していきましょう
そしてまた あの「喜び」に少しずつ 向かっていきましょう