いや別に 人の好き好きなんだとは わかっているけれど
ずっと 自分のダメな点 できない点を並べては
自分の悪口ばっかり言うのって
それ もはや趣味みたいに 日課になってるよね
1日最低 1回は 必ず
自分の イヤなところしか 見ない
できないところしか 気づかない
そしてそれを ただひたすら なくそうとするか
わざわさガッカリを感じてから あきらめるか
そういう状態って 自分の子どものダメな部分だけを
ずっと「ダメ」「ダメ」って言い続けて
いいところは結局 一切見ないようにしてるに等しい
そんなお母さん お父さんみたいだね
延々 叱って 否定して 説教ばかりしていけば
いつかは少し直るんだと 本気で信じてるよね
ここが嫌いだ こういうところがダメだ
あんたのこの部分が許せないよ って言い続けたら?
そりゃあもう 子どもはさ
しじゅう 親の顔色伺って
それこそもしかして1日中 オドオド ビクビクして
もはや何を どう直していいのかも わからなくなっていくよね
自分に対して 文句しか言わない という趣味
たとえば病になったとしても 一切 いたわらない
そんなの あなたの自己管理がなってないだけでしょ! と
新たに怒るための 原因にして
自分の「悪い点リスト」にまたひとつ
新しい「イヤな面」項目を付け加える
そして古い項目も見返しては しょっちゅう
だからダメなのよ
だから失敗ばかりで あなたをほめられないのよ
だからキライなのよ
だからイヤなのよ
そんな説教を毎日 ことあるごとに 繰り返し続ける
うん
そうだね 悪い過去と できてない今しか見ず
そんな自分の育て方したら
いつか自分という「その子」は 自身の立ち位置を 完全に見失って
萎縮して 泣いて 閉じこもること ほぼ間違いなし だわ
なにくそ! という気持ちも
否定の上塗りばかりじゃ 挫折させられるもの
そんな「しつけ」 いったいいつまで自分に繰り返すのかな
過去から今にいたる 悪い面列挙の オンパレード
性格的欠点
人間関係での失敗
仕事や勉強の不出来具合
会話の非スムーズさ
キライな外見
体重 身長 顔の造作 それから それから?
ほかにはもっと
いけないところ
ダメなところ
直さなくちゃいけないところ
ないかな?
悪いところばっかり 探して
悪いところばっかり 見つけて
悪いところばっかり ずっと累積してる! と
過去の分からまとめて 毎回いちいち 全部責めて
悪いところだけを 見張ってるんだね
そんな趣味を 続ける限り
いつまでたっても 自分の内側に引きこもったまま
誰とも 打ち解けられないよね 確かに
だってそんなに ダメで 大嫌いな自分
心の底では 本当は 誰にも見せたくないもんね
本当の自分なんて さらしたら嫌われるだけだよね
そう思い込んじゃうよね
以前 心理カウンセラーの衛藤さんが
相手を憎み続けるという恋愛の話で 使っていた表現を借りれば
あなたの場合は延々 自分の憎い部分とだけ
毎日デートを 自分から選択して 続けてるってことだ
そのデート 止められるのよ 本当は
やめていいのよ 本当は
あなたが 自分を嫌わないという選択を ただ怖がってて
結局デートのほうをずっと選んでて やめていないだけ
だってちゃんと 完璧に 欠点に注意を払い続けないと
私がもっと ダメになるじゃない
ダメを「世間にさらす」に決まってるじゃない!
そう勝手に決め付けて 勝手に思い込んでるだけ
ごめんね はっきり言ってみようか
その思い込み 完全に「本当じゃない」 から
よくない癖を 直していこうと気をつけるのと
キライな面だけを 思い込みで欠点だとさえ決めつけ 自分で見張るのは
まったく 意味違うから
そう思い込むのって もしかしたら あるいはやはりまだ
脳みその作動 調子悪いこともあるんじゃないかな?
病に至ってまでは いないとしても
追い詰めつつあったりさ していないかな?
そんなの うん 確かに 本当に苦しいだろうと思うし
あなたの中の 萎縮したあなたを
本気でもったいないと思うよ
何を見つめ どう受け止めるかは
まあ 確かに あなたの選択次第だから
許せない と 言い張り続けるのも自由だし
だから私は 止めはできないけど
それで「なぜ ここまで いつまでも 苦しいんだろう?」
というのは
そりゃもう デートし続ける限り 当たり前だと思えるよ
憎い部分ばかり 心の鏡に映すだけで
あなたが 本当のあなたを 一切 見ようとしないからだよ
嫌いな部分の妄想で膨らまして ゆがめて
自分で「ジャバ・ザ・ハット」並みにパンパンな姿に変えてしまった
醜いあなたしか 見ようとしないからだよ
それでもなお あなたのなかには
輝ける すばらしい ステキな 本当の あなたがいること
その鱗片はあちらこちらに 光って見えているから
あなたのやり方で そこたどり着ける日が
やがて訪れると 私は知っている 今すでにそう思える
だから どんなに遠回りになったとしても
あなたがいつか その 素晴らしさに気づくのを
本気の笑顔で 本心から信じて 安心して 待ってるよ
あなたの素晴らしさを 認めるための「条件達成」なんて
ホントはまったく 必要ないからね
少なくとも自分が 自分の悪口しか言ってないこと
それで心の鏡に映る自画像を 自分が ゆがめていること
できればそこには そろそろ 気づいて……ね
本当のあなたは 周囲からこう見えているのに
自分だけが 鏡の中の自分を こう見てるってことに ね
Photo by Nicholas Kennedy Sitton
GATAG|フリー画像・写真素材集 4.0
ジャバ・サ・ハット
スターウォーズの鉄人
そしてそれは 程度の差はあれ 誰にでも起こりうることで
恥でも あやまちでもなく
本当の自分 本当の意味での真実を見る勇気を
勝手に自分がゆがめていただけのことだって ね
その実例 実際に行われた実験動画も 挙げておくね
言葉はわからなくても やってることの意味は わかると思うから
鏡できちんと客観的に見ることができる 外見すら
人は自画像を ゆがめている
あなたもいつか こんなふうに 気づけますように
◎Dove Real Beauty Sketches
自分が説明する「私」と 他人からみた「私」
それをプロの捜査にも関わる画家が 人物は見ず モンタージュイラストに
https://www.youtube.com/watch?v=XpaOjMXyJGk
◎この動画の紹介記事(日本語 できれば動画を観たあとに読んでね)