自分の幸せは他人任せ?

自分が「○○できない」と自己否定し、

他者からの「容認」で自分を認めようとする。

 

外側の価値(立場や地位や、名誉や関係性)を

他人からもらおうとする。

 

それって、自分のことを、自分で放棄してしまうことになる。

 

あなたの幸せは、相手次第。

相手がそう判断してくれたら、やっと私は幸せ。

自分の幸せを、相手に任せてしまっているのだ。

 

でもそれって、逆に言えば、他者に責任を振ってる、って話でもある。

「いつまでたっても私が幸せじゃないのは、

あの人が私を認めてくれないからだ」

あるいは「誰かが認め、与えてくれないからだ」。

 

これ、少しさ……、なんとなく、ずるくない?

そういう部分も、あると思わない?

自分の不幸を、相手のせいに、できるのって。

 

あなたは、ある意味、そうやって他人を「言い訳」にできてるよね。

自分で、自分を認めなくてもいい理由に、使ってる。

そういう努力をしないでいい、言い訳。

ねえ、それって、責任、少し、放棄してない?

 

ダメな部分が自分にあると、自分で「認める」。

でも、そうした部分を持っていることは、

人間として当たり前なんだよね。

「ダメな部分、私にはないの」と言い切れる人のほうが

よっぽど、人間としては恐ろしいと、私には思える。

 

そして、その「ダメな部分」という判断って、

たいてい、過去の出来事、その記憶から、やっちゃってるよね。

次もそうしちゃう、そうなるに決まってる、等、

自分で自分の未来を勝手に限定して、確定。

すでに決めつけてる。

状況や相手が違えば、もちろん未来も、違うのに。

 

またさ、そう「決めつけてる」から、未来が怖いから、

かえってまんまと「その通りの行動」も、しちゃうんだよね。

焦っちゃだめー! って必死になって、

それが逆効果になってさらに焦って、同じように恥かいたり。

 

自分で投げやりになって「ふん! どうせそう思ってるんだろ!

ああ、じゃあ、そうだよ、その通りにしてやるよ!」って

わざと同じことしたり。

 

そうやって「自分で悪い状況をわざわざ作り出して」おきながら

なのに「またやっちゃった」って、あとになって自己否定。

 

……ねえ、それ、何か、ずれてない? 違ってない?

 

あなたに「悪い部分」があっても、未来は「決まってない」の。

わざわざ「同じあやまちを繰り返しに行く」必要は、どこにもない。

 

それにさ、前にも話したけれど、

あなたの短所は、必ず裏返せばあなたの「長所」につながるの。

あなたが裏返すのを拒否してるだけ。

 

だってそんな長所、いらないもの!

私の望みの、理想の、長所でないもの! ってね。

すでに持っているものの「良さ」を、自分が認めようとしないだけ。

 

たとえば。

優しくてかわいくて、人の話を聴き、

その痛みを受け止めてあげられる、心のやわらかい人が

「いや、違う!

美人でゴージャスで華々しくて話題の中心に勝手になれて

ちゃんと自己主張できる人でないと、世の中では成功できない、

つまり私はダメな要素しか揃ってない人間なの!

他者の注目を集められない、派手じゃない自分がイヤなの!」って

言ってるのと同じ。

 

マーガレットが「バラじゃないとダメなのに!」って言うように。

鹿が「ライオンじゃないと動物として、よくないのに!」って言うように。

 

それさ、変な「偏見」って、言わないかな?

こういうふうになれないから、私はダメ、って。

それを望んでるのに、憧れているのに、なれない、っていう、

そういう「偏見」の自己否定、含まれていないかな。

 

自分がマーガレットであることを、

鹿の良さを「すでに今」持っていることを、

なぜ、自分で認めちゃ、いけないの?

誰かから言われたからでなく、認めてくれたからでなく、

自分で自分の「良さ」をまず、認めても、いいんじゃない?

 

たとえ弱くたって、

この先の解決策なんて、まったく何も見つからなくたって、

すでにあなたの良さ、素晴らしさは、あなたに備わっているんだよ。

まずはそこから、始めてみない?

 

遅ればせながら『アナと雪の女王』を観て、

「まったく何も問題は解決しなくても、

とにかくまずは、自分を好きになろうと、

自分で決めてみる」こと、

そこからやっと「次の事態、次の変化」が生まれる、

そう、だからやっぱりまずは、自分なんだよ、と

改めて思えた次第。

あれは作り話だけれど、まさに人生の暗喩だよね、と。

 

なので、この歌を最後に贈ります。

『Let It Go』。

Youtube、観られる人はどうぞ。

歌詞付き日本語版、公式映像です。

リンク先URL

http://www.youtube.com/watch?v=cvj3-MZO9Tw

 

あなたにも「自分を認める勇気」が、いつか生まれますように。

 

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