心願

私はこの先も、読んだ方が楽になりうる文章を綴りたい。

どう受け止めてくださるかは、読まれた方次第であるがゆえ、

私はこの気持ちを、祈りとして籠めることしかできないけれど。

 

ほんの少しでも、楽になっていただくための気づきが

そこで生まれたら……。

そのとき、私は、

その方のお心、感情、感性、お気持ちに、

心からの感謝を捧げたい。

 

小説の中で「心願」という言葉を目にして、

ふいに浮かんだ、この想い。

私の内側から出てきたとはいえ、

いったい誰の言葉だろう、と思ってしまったほどの、

唐突さがありました。

 

でも本気で、

静かに落ち着いて、

厳かな気持ちで捉えた言葉です。

 

もちろん自分が、ひとりの生身の人間であることも、忘れずに。

はい、お姉さんにまだ、吹き出してしまうような私なのです。

それはそれとして、当然、受け容れていきます。

 

文章というものは、著した途端、ひとり歩きを始めるからこそ、

必要な人のもとへ、必要な何かが届くように祈りつつ、

私はこれからも、言葉を綴りたいと願います。

そういう気持ちで、文章というものを綴ります。

 

これが、私の心願です。

読んでいただき、ありがとうございます。

 

2015_07_05

 Photo by Froeschle
Pixabay

 

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