心屋さんのブログを読んでいて、
ある意味、衝撃を受けた質問と感想があった。
私が勝手に、とある視点で解釈したわけだけれど、
その視点から、今日は書いてみようと思う。
話に入る前に、この記事を読んでください。
あ、先に読んでくださいね、すみませんが。
子育てについての質問なのだけれど、
私にはそのテーマは単なる『一例』であるな、と、
後半の方の体験話を読んで思えた。
◎心屋仁之助さん
■自分の子供に、へんな呪いや刷り込みをしない方法
http://amba.to/1ZqUx2I
で、まず、私はタイトルを読んだ瞬間、
それって『子どもが、こちらの伝えたことをどう受け止めるか』まで
完全にコントロールできない限り、無理だよね!? と思えて。
子どもは子どもなりに、ひとりの人間として
自由に相手の言葉を受け止めるわけだから、
それを「呪い」に使う子どもだって、当然いるわけで
(はい、『頑張らねば』を自分の呪いに変えていたのは私で、
私がその点における親と自分の違いを認識・説明できず、
親は親で、期待することがいいことだと思っていた、というだけの話)。
そんな、親が全部を知って全部を操るなんて、あり得ない……と。
で、これは私が子どもとしての立場から感じたことで、
心屋さんも答えとしては
「そんなの、ない」とおっしゃって。
ここで済んだら、話はそれで終わったわけだけれど、
心屋さん、ちゃんと、続けて「引っ掛け」をご準備なさいました。
ちょっと引用してみます。
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私は生まれつきの複雑心奇形。
ママのお腹の中で、自分の心臓を作る時に…
「あーー… なんかちょっと失敗しちゃったな……」
「…」
「ま、これでいいか! よし、完成!!」
そんなこと言いながら、
産まれて来ようとしてる胎児の自分を想像……
したら
なんか可笑しくて可笑しくて!!
大事なところでやらかす自分らしくて、
もう、許すしか無いですよ(笑)
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引用ここまで。
この方にとって、複雑心奇形は、確かに問題。
けれど、ご本人は「そこまでの問題『視』」は
されていない感じ、伝わってきますよね。
自分が『そう見ない、そうは捉えない』でよくなれば、
問題は少なくとも「大きな問題」ではなくなる。
そのためにどうするかというと
やらかした自分、をゆるすだけです。
だってそうなんだもの、仕方ない、と。
で、ここで私は、最初の方の質問を、
この心奇形の女性の方の視点方向から、
改めて、読み解き直してしまった。
そうしたら、記事のタイトルにあるように、
読み取れたわけです。
『失敗した、損したと「私が」思わないで済むには?』
えーと、気づいてもらえるかな。
これ、一歩ズレたら、ものすごく「ごう慢な質問」ですよね。
私のことしかアタマにない人、みたいになり得る。
そして同時に、私が自由に解釈してもいいのだよ、
という基本的なことを、含んでいる。
私は、私のことが大事。
でも、他人と私は同等。
同等だけど、違いはある。
同等だから、違いは、認めたほうがいい。
自分のことにしても、相手のことにしても、同等に、扱う。
相手も、相手のことが大事、でOKなのだ。
違いながらも同等だからこそ、折り合えたら、気持ちが通じたら、
私も相手も、すごくうれしくなれるのだ。
同等、と違い。
これってコインの裏表、みたいなもので、
そのふたつの間でバランスを取っていく。恋愛や友情なら
『自分がより、心地よく対することのできる相手』を探せばいい。
親であっても、子どもであっても、バランスの取れる距離を置いていいし、
自分自身の問題についても、この心奇形の女性のように、
問題『視』しないですむ距離やバランス、探していいんだな、と。
まあ、子どもの中には「100%自分側にわかりやすく示す」ことを
当たり前! と言い張るヤツもいる。
あ、逆にもちろん、親でもそういう人はいる。
それは、距離を取っていいことを知らないがゆえのなのかな。
勝手にそういう距離やバランスを取るだなんて、私への愛情の示し方が
不足している証拠! とかね。
おお、子どもも親も、これだと
すぐ「相手が悪い」って視点になるね、気をつけねば(^^;)
同等で、でも違っていて、それぞれ大切。
それさえつかめれば、そこを忘れなければ、
どんなやり方しても、結局はいいのかも。
それこそ最初にあった、呪いをかけないように
うまくやるためには、なんて質問も、
バランス悪い(コントロールしたい)人から発言された場合だと
自分のことだけ見つめすぎていて、回答が
「知らんがな」にもなりえるんだなあ……。
相手の状況次第で、答え、変わるのか、そうだよね、とも思えたよ。
呪わない子育てと、問題視しないでよくなった人の話。
これを組み合わせていただけたことに、感謝いたしますm(_ _)m
最後に、問題視しないですむようになるためには?
なぜそれを『自分は』問題視しているか、
そこをひも解いてみるといいかも、です。
あと、他の人の「別の視点」の例を探してみて、
なるほど、と思えたものについては勇気を出して、
そっちを「自分に当てはめて採用」してみてください(*^^*)
練習練習。
上手にできるようになるまで、少しずつ。
一足飛びばっかり、狙わないでね
(自分がわかりやすく優秀になりたいってのも、自分自身への呪いだよ)。
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