将来が不安でも、何も見えなくても、今は、生きていてください。
「生きてるだけで丸もうけ」であると実感している人たちにとって、
あなたが生きているという事実、それ自体が支えになります。
将来を悲観して死を選ばないことが、悲しみをひとつ減らし、人の気持ちを助けます。
あなたは今すでに、生きているだけで、十分、役に立てているのです。
怖ければ、泣いてください。不安だ、と声に出してください。
もし東日本から逃げたくて、逃げられる状態にあるなら、西日本へ逃げるのもひとつでしょう。
自分の心に優しくしてあげることは、今、日本中の人に必要なことだと、私には思えています。
決して、決して、恥ずかしいことではありません。
怒りを感じても、ちょっとだけ、待ってください。
東電の対応がひどいとしても、海水に晒されながら、曝露も覚悟しながら、
現実に、原発で必死にがんばっている人たちがいます。
被災地で寒さと夜の暗闇に震えている方々は、とにかく「電力」を求めていらっしゃるでしょう。
エアコンがある方なら、なおさらそれで暖をとりたい、と思っておられることでしょう。
ニュースの内容に疑問を感じても、あの場所で私たちに状況を伝えるため、
とどまって映像を流してくれている人たちがいます。
曝露を防ぐ食べもの、玄米、塩分、海草の情報を皆に伝えたい、と思っても、
屋内待避の方や避難所生活の方は、その情報を見るだけで、さらに不安が増すかもしれません。
そして食料不足が不安でも、被災地以外の地域が今は買い控えをしないと、
物資は本当に足りなくなっているのです。
今は、生きて、そっと静かに、やれることだけをする。
現地ではまだ倒壊した家屋等、危険なものがありすぎるため、できるボランティアも限られています。
苦情なら直接、電力会社や小売業界、メーカーのサイトに書き込めます。
自身のつらさや不安を解消しつつ、でも被災者の方の気持ちを最大限、考慮しつつ、
静かに生きて、自分のできることだけをやっていけたら、と、思えます。
いかがでしょうか。