周囲の変化と自分の変化

この時期に気持ちが暗いと、たいてい、焦る気分になる。

今年はちょっと、また違うかもしれないけれど。

もともと「木の芽どき」と呼ばれる、気温や気候変化に伴っての体調を崩しやすい時期ではある。

情報を探してみたら、愛媛・松山にあるメンタルクリニックの医師が、このような解説をしてくれていた。

春は、気温が安定せず、初夏を思わせるような暖かい日があったかと思うと、

翌日は花冷えで気温がぐっと下がったりと、気温差が激しくなる傾向にあります。

このような気温差は身体にとってのストレスになります。

また、就職、転勤、引越し、など、仕事や人間関係の変化が

精神的なストレスとなることもあります。身体的ストレスに

日常生活で感じる精神的ストレスが加わることで、

体の司令塔の役割を果たしている自律神経の乱れを引き起こします。

特に女性の体はとてもデリケートですので、自分では気がつかない程度のストレスでも敏感に感じ取り、

自律神経のみならず、ホルモンバランスの乱れを引き起こす可能性があります。

具体的な症状としては、冷え、肩こり、月経不順、などがみられるようです。

この時期は、気分・体調ともに不安定になりやすいと心構えをしていると幾分良いようです。

無理をせず、調子が良くないと思った時には、早めに十分休養を取るようにしましょう。

出典:三番町メンタルクリニック 雑記 2009/04/01

http://homepage2.nifty.com/s-mc/info/090401.html

焦るのは「新しい生活」の人が目につくからだろう。子どもたち、新社会人、引越等々、とくに若い人。

目の前に「変化していく希望」を見せられると、今の自分と比較することだろう。

が、しかし。

そういう境遇的・環境的変化は、決して、プラスの面ばかりがあるわけではない。

とくに進級・進学・就職・転勤などは、時期が来たら「否応なし」に対応せざるを得ないのだ。

年齢・性別に関わらず、一気に、このタイミングで。

緊張しようが、本当は変わりたくなかろうが、本人がどんな状況にあろうが、おかまいなしだ。

……正直、これからが大変な人たちも、たくさんいると思う。

隣の青い芝生を見て、焦らないでほしい。

とくにこの時期の芝生は、青いようでプラスチックだったり(チクチクする)、

実はさとうきび畑(迷う……)だったりする。

それは本人にしかわからないことだし、変われさえすればいいのではない。

心が暗い人はなおさら、自分のペースで、自分の決心がついたときに

輝ける方向へとスタートしないと、意味がないのだ。

他人を見て焦るくらいなら、自分の方向を見つめ直す作業のほうを焦るほうが、まだましである。

「新しい生き方」は、あなたの気づきを、待っている。

あなたのペースで、気づいてくれる日を。

書きながら、自分自身をも励ましている気がするが、本気でそう思っていることは事実である。

怖くても、少しずつ。つらいときはもっとゆっくり、丁寧に。

右往左往しても、少し前進できればいい。道端の花の美しさも、鳥の声も楽しみながら行こう。

寄り道しながらでも、自分を追い詰める方向へではなく、明るい道へ。

「大丈夫」を合い言葉に自分を探り、ぜひ、ひとつずつ、気づいていってほしい。

寄り道しようが、回り道しようが、三歩進んで二歩下がろうが、自分の足で、進んでいけるなら。

それはホントに、ありがたいことなのだ。

皆が、少しずつでも苦しみから離れて、輝いていけますように。

今はただ、心から祈る。

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