命令しない

今は その病を まずは治していこう

そのとき一番 大切なのは 自分に命令しないこと

命令したって うまく動けないときがある

そうなると 心が疲れ さらに身体も疲れてしまう

「~しなくちゃ」

「~であるべき」

「~をがんばらないと」

「~しておかないと」

そういう 言葉遣いから もう全部 やめるのだ

「~しておいたほうがよいかな」

「~してみよう」

「どこまで できるかな」

「絶対 無茶をしない範囲で やってみよう」

こうやって あくまで楽しんだり 「チャレンジ」したりするように

あえて自分の中で 言葉を置き換えるのだ

最後まで できなくても 達成しなくても 病人は 無理をしてはいけないから それはもう 仕方ない

頭はすでにミスをおかしているし 頭と身体は うまく連動してくれない病なのだから

それよりは ずっと ずっと 「病人なのに ここまでできた!」 と思うほうが 大切だ

少々 無理矢理にでもかまわない 何度でも そう 自分に言い聞かせるのだ

毎日 少しずつでも 自分に命令する 心の中の言葉を 減らしていってほしい

あなたは どんなときでも そのときのあなたであって だいじょうぶなのだ

その病が治ればまたいつか 思った以上の実力だって 発揮できるときが来る

そもそも 自分を責めがちになるという どうしても避けられない波がある病だからこそ

常に 自分を責めないことが 命令しないことが 非難しないことが

とてもとても 重要なのだ

何もしないで ぼ~っと好きなように 過ごせる時間も 確保してほしいけれど

仕事や勉強や家事など どうしてもそのとき やる必要があることは

あえてチャレンジする気持ちになって 淡々とやっていってほしい

忘れないでほしい

あなたは今 病のまっただなかにいることを

本当は何ヵ月も しっかり休んでもいい 心と身体を 持っているということを

楽しむことだけ 考えていいことを

24時間 そういう状態なのだということを

どうか どうか 忘れないでほしい

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