少しだけ、自分を好きになってみる

今日の話は、タイトルを見ただけで「無理!」と思う人に、読んでほしい。

どうして「無理」なのかを、少し、考えてほしいから。

暗いことばっかり考えるから ←鬱という病気のせいで脳の回路が、暗いところへたどり着く設定になってるから

失敗ばっかりするから ←病気のせいで身体も思うように動かないし、頭もうまく連動して働かないから

仕事が見つからないから、勉強ができないから ←上に同じ、しかも疲れやすいから

人とうまくいかないから ←病気のせいで、受け止め方、感じ方が悪い方向へ行っちゃうから

身体も壊しちゃったから ←きっかけが鬱という病になる場合は、心と身体が連動しているから

……ほかに、原因、いや、言い訳、あるかな。

それ、ほとんどの場合が「鬱病ゆえ」に起こってる」ことなんだよ。

もちろん、昔から人付き合いが苦手だった、なんてことはあると思う。

でも、そうした「苦手」は誰にでもある話で、対処方法は、それこそいくらでもある。

それが原因で鬱にまで高まってしまった場合はなおさら、自分の受け止め方ややり方を変えていけばいい。

自分のやり方、受け止め方は、本当に、本当に、これだけは絶対本当に、変えていけるのだ。

そこが変われば、もう、鬱になるほどまでに、つらさを高めることもなくなる。

時間がかかる、その間がもう苦しい? それは、あなた次第。

受け止め方を変えること自体は、それこそ明日からでも、今、この瞬間からでも、変えられるのだ。

それが「どうやっていいかわからない」から、苦しいんじゃないか! と怒る人もいるかもしれない。

今、自分の頭の中だけで、自分を変えようとしても、それは無理なのだ。

助けは必ず必要。サポート、というレベルでの助け。

だって、どうしていいか、あなたは気づくことができない。

これまでのパターン、これまでの思考回路、これまでのやり方に「はまってしまって」いて、

なのにあなた自身は、「はまっている」ことに、気づけないでいるから。

これがいいじゃないか、そんなのできない、とか、ずっとこうやってきたと、とか、そこに、しがみついてるから。

自分を卑下する「クセ」も含めて、いろいろ全部、ね。

責めているのではない。それが失敗だったとか、そういう話じゃない。

今、苦しいのは、全部が全部、あなただけのせいじゃない、と言いたいのだ。

たとえば生きていくうえで、親や友達から受ける影響は大きい。

そのなかで自分の役割を見つけていくのだから、途中でゆがみも出る。

親や友達だって、完璧な人じゃないのだから。ゆがみがあることは、「当たり前」なのだ。

ただ、そのゆがみを、あなたは全部、自分でまともに引き受けている。

あるいは変な理由付けをして、相手に「自分が足りない部分」を求めたり、実は相手に責任転嫁している。

そういう「自分のなかでのゆがみ」を、見つけていくのだ。

見つけていく過程で、自分がどんなふうに「耐えてきた」のかを、知ることになる。

どんなふうに「がんばってきた」のかも、気づくことになる。

それが、あなたにとって、苦しい選択の連続だったからこそ、鬱という病にまで、なってしまったのだ。

耐えないでいい「捉え方」や「受け止め方」は、見つけられる。

無理しない、「がんばらないでいいやり方」も、あなたに合ったやり方も、必ず見つけられる。

でも、そのためには、自分一人では、無理。それだけの話なのだ。

人は、本当は、「自分が自分を一番好きでいてあげていい」。

そう言われたら、ちょっと驚くかもしれない。

そんなこと、ありえるか、と、疑問に感じるかもしれない。

でも、そういうふうになれば、いちばんいい形で、人の役に立てることになる。

気持ちよく、人の役に立って、しかも感謝されることは、自分にとって一番のごほうびにもなる。

そういうふうに、人という生きものは、実はできているのだ。

だから、それを、新たに手に入れよう。

これから、手に入れていこう。

あなたが、あなた自身のために、手に入れてあげても、いいからね。

自分を好きになる方法を、探して、受け止めて、変わっていって、いいからね。

どうか、少しでも、新しいやり方を探してみようと思う日が、あなたに来ますように。

そのためのお手伝いは、あなたが必要と思うなら必要な範囲でしたい、と、私も心から思っている。

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