追伸:鬱の頭以外の人へ、そして鬱の頭の人へ

自分のことを自分でなんとかできる範囲のときには、

できるだけ、自力でやったほうが、その後の経過がよくなります。

自分のことを、少しは信じて、見直せるようになるから。

誰か優しい人にうまく出会って、なんとか導いてもらおうとすればするほど、

相手の都合に振り回される、と感じることになります。

あなたにとって100%都合のよい「お助け人」は、

これから先も、絶対に、絶対に、絶対に、現れることはありません。

あなたが傷つけられるか、あなたが傷つけるか、

いずれにしても、不満や不信や不安を残してややこしいことになるでしょう。

なぜなら。

そういう人を求め続ける限り、

あなたの気持ちや心の回復が、他人任せになるからです。

そこまで、他人にすべてを委ねなくても、

あなたには必ず、自分を信じていけるようになるだけのものは

「すでに」備わっています。

性善説的な、おおざっぱなことを言っているわけではなく、

「嫌」という気持ちは、必ず「では何ならいいのか?」を

考えていくきっかけに変えられるからです。

何がいいのか、では、どうしたらそこへ向かえるか、

何からなら、自分でも始められるのか。

それをまずはしっかり、自分で「感じ」て(理屈ではなく、

想像したときに心地よくなること、を探してください)、

必要ならきちんと紙にも書いて整理して、

まずは少しだけ、やってみてください。

そして続けることが難しいときは、休息したり、

違うやり方、自分が心地よい範囲の新たな策も、練り直してみてください。

あなたには、あなたにしかわからない、大切にしたいものがあるはずです。

それこそが必ず、あなたの力になっていきます。

あなたが望みさえすれば。

ですから、決して、あきらめないでください。

大丈夫です。

道は、必ず、あなたなりのやり方で、少しずつ見えてきます。

あなたもまた、ひとりの、かけがえのない、

大切な命を持った、「人間」という生きものなのです。

感じる心、考えてみる能力、ひらめく瞬間、を必ず持っているから。

ですからどうか、あきらめないでください。

そして、鬱の脳みそになってしまっている方へ。

その心の仕組みは、今は、脳みその回路の関係で、

かなりの確率により、自己否定につながります。

でも、暗いことを感じ続けるのをなるべく減らし、

ゆったりと、心地よく過ごすようにすることで、

脳みその状態も変化し始めます。

今はただ、休息のとき、です。

暗いことを考えてしまうと、より自分への否定感が強くなり、

結局、脳みその不調もその分、続くことになるので、

まずは考えること自体、止めてください。

そして心地よさだけを、追求してください。

いずれまた、自分のことを、否定形以外で

感じたり受け止めたりできるようになります。

悪いことばかり続くのにも、限界はありますから。

自分の脳みそに、自分でだまされないよう、

心地よいもの、時間、環境に、ひたすら囲まれてください。

そのことだけに、注目してください。睡眠でもいいのです。

16時間、24時間、48時間、好きなだけ寝てください。

暗いことを考えるよりはずっと、脳みそによい効果をもたらします。

何よりも、休息を重視しましょう。今はとにかく、お大事に。

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