マイナスの無限ループ

今回は私が持ち続けていた、マイナスの思い込みについての話。

 

私は、自分のとある問題点について、

かれこれ8年くらい、さまよっている。

 この問題点の詳細を話し始めると、それだけでもう

エライことになるので(笑)、とりあえずそういうのを持っていて、

その解決策について私はずっと「自分のあちこちを掘り下げ、

あれこれ、いくつかの注目ポイントに気づいていた」という事実だけ、

まず伝えておく。

しかもそのポイントは、自分にとっては「奥深くにあるもの」だった。

 

で、私は先日、「ビリーフ・ワーク」というものを個人で受けた。

そうしたらね、たまたま私の場合、かもしれないけど、このワークによって、

「あちこち掘り下げて、気づいていたいくつかの深い注目ポイント」が

なんとモグラが掘った地下道のように、つながっていたことを知り……。

しかもそのさらに奥には「自分の、あるガッツリな思い込み」が

存在していたことを知ったのであった。

 

それはまるで、最後にたどり着いた迷宮の「ラスボス」のようなヤツ。

あ、ロールプレイング形式のテレビゲームではね、必ず最後に

冒険する主人公(つまり仮想の自分)の前に「悪の親玉」、

ラストステージのいちばん強い敵が現れるのですよ。

これを通常、「ラスボス」と呼びます。

たとえば私の思い出深き「ドラゴン・クエスト5」では(笑)、

こんなヤツが最後に待ってました、ミルドラース!

懐かしい……。

2014_08_08_monster.png

 写真はこちらからお借りしました
http://www.amazon.co.jp/dp/B003NNVLGI

 

って、すごい脱線したな(笑) とにかく、こういうのが

私の心の奥の、またさらにその奥に潜んでいた! と。

 

私のラスボス……、そいつを言葉で表現するとすれば。

「私が至らないから、皆に迷惑をかけていく」

ということだったのでございました。

 

はい? って感じでしょ、これだけ読むと。

でも、この言葉によって自動的に、自分で連想してしまう、

私の数々の苦い思い出がね……。

なんと幼稚園くらいから現在まで、全部串刺しで!

これ、確かにあったわー、と、思い当たったのですよ。

そりゃもー、自分でビックリでした。

 

もしかしたらね、ほかにも、私の苦い思い出を串刺しできる、

ラスボス級の言葉がまだ、あるのかもしれませんが、

とりあえず今回はね、もう、「そんな! 見事に串刺しできるほどの

さらに奥深い思い込み、ラスボスが……まだ、いたなんて!」

というその衝撃のほうが、ずっと大きかったわけです。

 

この思い込みにより、どういうことが私に起こっていたか。

個別の出来事こまごま……でなく、その「流れ」でご説明してみよう。

私は「『至らない』、できない人間だから人に迷惑をかける」と、信じ込んでいる

→迷惑をかけないように、絶対にいっぱい、がんばろうとする

→絶対、いっぱい、がんばるには、いっぱい、努力しなければならない

→いっぱい、努力するには、人よりずっとたくさんたくさん、やらねばならない

→人よりずっとたくさんたくさん、やろうとしていくうちに、当然、無理が出る

→無理が出ると、失敗や問題が起こる、自分も途中からだんだんイヤになる

→その結果、失敗・問題・途中放棄で、見事にまんまと人に迷惑をかける

→結局「私はできなくて皆に迷惑を『また』かけた!」と思うことになる

 

全部が全部、そうではないよ、もちろん。

でも、失敗したときの「苦い思い出」を貫く、芯の部分では、

これがけっこうほぼ全部、当てはまる。

常に私がダメ。→無理してなんらかの形で失敗。

→そのたびに「やっぱり私は『ダメで迷惑をかける人間』なんだ」

と再び思い込む、の無限ループ。

 

原因論から言えば、そんな思い込みがあったからこそ、失敗し続けたとも言えるし、

目的論で言えばまさに「この思い込みを証明するようなことばっかり

自分で選んでやっていた」

って話になるのです。しかも! 自分では、気づかずに。

 

これは本当に、マイナスの無限ループ。

怖い言い方を、あえてするならば

気づかない限り抜け出せない、地獄巡りループ。

いやー、ずっと、グルグルしてました、ホント。

 

でね。このビリーフワークのセッションで、ラスボスの存在に気づけて、じゃあ

気づいたんなら、それ、どうやって外すべ? と

なったのです(あ、なまりは特に意味なし)。

そこで今回は「立場などを入れ替えた逆説的な仮定、を唱えてみて、

それでどうなるかを、自分で感じていく」方法を、教えてもらいました。

 

これ、いきなり一人では、なかなかできにくいかも、と思えます。

一応、その方法を教えている書籍は、あとで紹介するけれど……。

要はね、

「私が至らないから、皆が迷惑する」という言葉を、

「私が至らないから、皆を『温かく』する」

「『皆が』至らないから、『私は』迷惑する」……、

っていうふうに、立場や状況を逆に入れ替えていって、

それぞれどう感じるかを「素直に、率直に」自分で感じてみるわけです

(見栄や体裁は、そこでは外す)。

で、最後には

「私が至らなくて、皆に迷惑をかけてもかけなくても、どちらでもいい

っていう仮定について、考えたのですよ。

 

この最後の部分で、「うん、それだったら私は、もう!」

と、私が感じたこと。

◎私が全部を引き受けなくていいから

◎等身大の、小さい自分でいいから

◎誰かの思い描く私でなくて、私は私、でいいから

◎うん、だってどっちでもいいなら、評価や結果は関係ないもん!

というところに、たどり着いたのでした。

 

……ある意味、最強の、開き直りでしょ?(^▽^;)

でも、私、今まで、この思い込みのおかげで

「怒る」という感情すら、上手に表現できてなかったの。

 

「自分が至らない」と思ってるから、とにかくまずは自分で引き受けようとして、

それゆえ怒りを相手に向けるのでなく、そこでいったん、流してしまって、

やがて、うまくいかなくなってくると、自分のせいにして、自分に対して怒って、

自分にいつも「ケリケリッ! このっこのっ!」って、

キック(蹴り)をかましていた。

で、自分で同時に痛さを感じて、泣いていた……。つまり激マゾ(笑)

 

そういうのはもう、やめて、いいんだな、って。

そっちの手段、自分で延々、選んできたけど、

私がもう、自分からやめていいんだな、と、やっと素直に思えた。

 

約2時間、解きほぐしてもらい、探して見つけた、私のラスボス。

とりあえず、退治する(少なくとも距離を置いて見つめる)ことが

できるようになって……この先もずっと、そうなりそうで、よかったです。

 

この「逆説的置き換え」のワーク手法を編み出されたのは

バイロン・ケイティさんという方で、どうやら本が3冊ほど、出ています。

私も明日、Amazonから到着するので、まだ全然、読んでませんが……。

一応、出版された順でリンクだけ張っておきますね。アフィリなしです。

 

・『探すのをやめたとき愛は見つかる―人生を美しく変える四つの質問』
http://www.amazon.co.jp/dp/4422113968

 

・『ザ・ワーク 人生を変える4つの質問』
http://www.amazon.co.jp/dp/4478003777

 

・『新しい自分に目覚める4つの質問―――ストレスや苦しみから自由になれる「問いかけ」の力』
http://www.amazon.co.jp/dp/4478004927

 

てなことで、ここ数日は、私、軽い放心状態でした(笑)

この実例が、誰かの役に立てばいいな、と願いつつ、告白してみた次第。

 

最後に今回、お手伝いいただいたカウンセラーさんもご紹介します。

フェイスブックでたまたま知って、これは! と思い、

あっさり、直観で申し込んでいたよ……。

 

これまでに自分が受けてきた、さまざまなカウンセリングや

セラピー等のおかげもあって(慣れている、と言ってもらえた(笑)、よかった)、

私の場合は今回、ラスボスが見つかり、かつ、

私はわりと早めに、そのラスボスへたどり着けたようです。

 

ソノラ・スタジオ
大塚彩子さん
http://www.sonoragarden.com/

 

私に寄り添い、私の好きなように進ませてくださり、

迷ったらその都度、適確な質問を投げかけてくださって……。

そばでしっかり、一緒に進み、サポートしてくださいました。

素晴らしかったです。ありがとうございましたm(_ _ )m☆

 

 

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