今回は私が持ち続けていた、マイナスの思い込みについての話。
私は、自分のとある問題点について、
かれこれ8年くらい、さまよっている。
この問題点の詳細を話し始めると、それだけでもう
エライことになるので(笑)、とりあえずそういうのを持っていて、
その解決策について私はずっと「自分のあちこちを掘り下げ、
あれこれ、いくつかの注目ポイントに気づいていた」という事実だけ、
まず伝えておく。
しかもそのポイントは、自分にとっては「奥深くにあるもの」だった。
で、私は先日、「ビリーフ・ワーク」というものを個人で受けた。
そうしたらね、たまたま私の場合、かもしれないけど、このワークによって、
「あちこち掘り下げて、気づいていたいくつかの深い注目ポイント」が
なんとモグラが掘った地下道のように、つながっていたことを知り……。
しかもそのさらに奥には「自分の、あるガッツリな思い込み」が
存在していたことを知ったのであった。
それはまるで、最後にたどり着いた迷宮の「ラスボス」のようなヤツ。
あ、ロールプレイング形式のテレビゲームではね、必ず最後に
冒険する主人公(つまり仮想の自分)の前に「悪の親玉」、
ラストステージのいちばん強い敵が現れるのですよ。
これを通常、「ラスボス」と呼びます。
たとえば私の思い出深き「ドラゴン・クエスト5」では(笑)、
こんなヤツが最後に待ってました、ミルドラース!
懐かしい……。
写真はこちらからお借りしました
http://www.amazon.co.jp/dp/B003NNVLGI
って、すごい脱線したな(笑) とにかく、こういうのが
私の心の奥の、またさらにその奥に潜んでいた! と。
私のラスボス……、そいつを言葉で表現するとすれば。
「私が至らないから、皆に迷惑をかけていく」
ということだったのでございました。
はい? って感じでしょ、これだけ読むと。
でも、この言葉によって自動的に、自分で連想してしまう、
私の数々の苦い思い出がね……。
なんと幼稚園くらいから現在まで、全部串刺しで!
これ、確かにあったわー、と、思い当たったのですよ。
そりゃもー、自分でビックリでした。
もしかしたらね、ほかにも、私の苦い思い出を串刺しできる、
ラスボス級の言葉がまだ、あるのかもしれませんが、
とりあえず今回はね、もう、「そんな! 見事に串刺しできるほどの
さらに奥深い思い込み、ラスボスが……まだ、いたなんて!」
というその衝撃のほうが、ずっと大きかったわけです。
この思い込みにより、どういうことが私に起こっていたか。
個別の出来事こまごま……でなく、その「流れ」でご説明してみよう。
私は「『至らない』、できない人間だから人に迷惑をかける」と、信じ込んでいる
→迷惑をかけないように、絶対にいっぱい、がんばろうとする
→絶対、いっぱい、がんばるには、いっぱい、努力しなければならない
→いっぱい、努力するには、人よりずっとたくさんたくさん、やらねばならない
→人よりずっとたくさんたくさん、やろうとしていくうちに、当然、無理が出る
→無理が出ると、失敗や問題が起こる、自分も途中からだんだんイヤになる
→その結果、失敗・問題・途中放棄で、見事にまんまと人に迷惑をかける
→結局「私はできなくて皆に迷惑を『また』かけた!」と思うことになる
全部が全部、そうではないよ、もちろん。
でも、失敗したときの「苦い思い出」を貫く、芯の部分では、
これがけっこうほぼ全部、当てはまる。
常に私がダメ。→無理してなんらかの形で失敗。
→そのたびに「やっぱり私は『ダメで迷惑をかける人間』なんだ」
と再び思い込む、の無限ループ。
原因論から言えば、そんな思い込みがあったからこそ、失敗し続けたとも言えるし、
目的論で言えばまさに「この思い込みを証明するようなことばっかり
自分で選んでやっていた」
って話になるのです。しかも! 自分では、気づかずに。
これは本当に、マイナスの無限ループ。
怖い言い方を、あえてするならば
気づかない限り抜け出せない、地獄巡りループ。
いやー、ずっと、グルグルしてました、ホント。
でね。このビリーフワークのセッションで、ラスボスの存在に気づけて、じゃあ
気づいたんなら、それ、どうやって外すべ? と
なったのです(あ、なまりは特に意味なし)。
そこで今回は「立場などを入れ替えた逆説的な仮定、を唱えてみて、
それでどうなるかを、自分で感じていく」方法を、教えてもらいました。
これ、いきなり一人では、なかなかできにくいかも、と思えます。
一応、その方法を教えている書籍は、あとで紹介するけれど……。
要はね、
「私が至らないから、皆が迷惑する」という言葉を、
「私が至らないから、皆を『温かく』する」
「『皆が』至らないから、『私は』迷惑する」……、
っていうふうに、立場や状況を逆に入れ替えていって、
それぞれどう感じるかを「素直に、率直に」自分で感じてみるわけです
(見栄や体裁は、そこでは外す)。
で、最後には
「私が至らなくて、皆に迷惑をかけてもかけなくても、どちらでもいい」
っていう仮定について、考えたのですよ。
この最後の部分で、「うん、それだったら私は、もう!」
と、私が感じたこと。
◎私が全部を引き受けなくていいから
◎等身大の、小さい自分でいいから
◎誰かの思い描く私でなくて、私は私、でいいから
◎うん、だってどっちでもいいなら、評価や結果は関係ないもん!
というところに、たどり着いたのでした。
……ある意味、最強の、開き直りでしょ?(^▽^;)
でも、私、今まで、この思い込みのおかげで
「怒る」という感情すら、上手に表現できてなかったの。
「自分が至らない」と思ってるから、とにかくまずは自分で引き受けようとして、
それゆえ怒りを相手に向けるのでなく、そこでいったん、流してしまって、
やがて、うまくいかなくなってくると、自分のせいにして、自分に対して怒って、
自分にいつも「ケリケリッ! このっこのっ!」って、
キック(蹴り)をかましていた。
で、自分で同時に痛さを感じて、泣いていた……。つまり激マゾ(笑)
そういうのはもう、やめて、いいんだな、って。
そっちの手段、自分で延々、選んできたけど、
私がもう、自分からやめていいんだな、と、やっと素直に思えた。
約2時間、解きほぐしてもらい、探して見つけた、私のラスボス。
とりあえず、退治する(少なくとも距離を置いて見つめる)ことが
できるようになって……この先もずっと、そうなりそうで、よかったです。
この「逆説的置き換え」のワーク手法を編み出されたのは
バイロン・ケイティさんという方で、どうやら本が3冊ほど、出ています。
私も明日、Amazonから到着するので、まだ全然、読んでませんが……。
一応、出版された順でリンクだけ張っておきますね。アフィリなしです。
・『探すのをやめたとき愛は見つかる―人生を美しく変える四つの質問』
http://www.amazon.co.jp/dp/4422113968
・『ザ・ワーク 人生を変える4つの質問』
http://www.amazon.co.jp/dp/4478003777
・『新しい自分に目覚める4つの質問―――ストレスや苦しみから自由になれる「問いかけ」の力』
http://www.amazon.co.jp/dp/4478004927
てなことで、ここ数日は、私、軽い放心状態でした(笑)
この実例が、誰かの役に立てばいいな、と願いつつ、告白してみた次第。
最後に今回、お手伝いいただいたカウンセラーさんもご紹介します。
フェイスブックでたまたま知って、これは! と思い、
あっさり、直観で申し込んでいたよ……。
これまでに自分が受けてきた、さまざまなカウンセリングや
セラピー等のおかげもあって(慣れている、と言ってもらえた(笑)、よかった)、
私の場合は今回、ラスボスが見つかり、かつ、
私はわりと早めに、そのラスボスへたどり着けたようです。
ソノラ・スタジオ
大塚彩子さん
http://www.sonoragarden.com/
私に寄り添い、私の好きなように進ませてくださり、
迷ったらその都度、適確な質問を投げかけてくださって……。
そばでしっかり、一緒に進み、サポートしてくださいました。
素晴らしかったです。ありがとうございましたm(_ _ )m☆