私が私を保てることのありがたさ

私は、今日、ゆっくり眠ることを許されている。

自分がそのように眠るための家があり、

交通網トラブルくらいなら、たいていの場合、

最悪でも数時間歩けば帰ることのできる場所に暮らせている。

 

室内温度や風呂などの、清潔を守り、身体の健康を保つ仕組みや道具も、

日々、持つことができている。

家という建物、寝具、さらには町その他、それらをしっかり、

つくったり守ってくれている人たちがいたからこその、今のこの環境。

 

また、その状態を保てるだけの身体を持てていて、

さらに、心も壊さないよう気をつけて扱うことを学べた。

 

こうした形態を持つことを、結果として与えられたのだ……。

大人になり、自活できる能力を持てるようになるまで、

誰か(家族や学校や友人など)に育ててもらえた。

 

そして今、愛や、自分を大切にしていいことや、

他者との間で育まれる思いやりなどについて、

さらに学ぶことができている。

 

もっともっと視野を大きく観れば、地球という星が、

今のこの環境を保つことを可能にしてくれている。

 

地球の上にいる、人間という生きもの、としての私。

そのために、ほかの生き物の命をいただきながら、

命の大切さ、生きることの基本を、こうして教えてもらえている。

 

宇宙の仕組み自体が、そのような機会を

私にも、与えてくれているのだ。

 

普通で当たり前であるように思えるすべてのものは、

他者の協力と、他者への信頼、

また、そうしたことを自分ができるという、

今のこの環境によって、与えられている。

今、私がいる社会が、親切で平和なのだ。

地球もまた、誕生の頃のように延々と暴れまわってはいないからだ。

 

夜中にふと目覚めて気づけた、これらのこと。

ただ、感謝。

 

2014_12_18

Photo by kantokuruza

 

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