追伸:「打ち解けられない」を例にしてみるね

そういう検索結果があったので、

ふと追伸を、続けて書いてみたくなりました……。

 

なぜ、打ち解け『られない』と、

不可能な形式(『~られない』『~できない』)の言葉を、

自分の内側で使い、そう捉えているか、見てみようか。

 

可能、不可能、の表現を、外してみるよ。

打ち解ける。

それは、誰かと心置きなく話すこと、だよね。

そして、困ったことを相手に相談したり、

自分自身に起こったことついて、気軽に話すこと、などが

「打ち解ける」には含まれるよね。

というか、それが結構、メインだよね。

 

自分自身のことを、

あなたが『気軽に話さない』理由は、何でしょうか。

何が『怖い』のでしょう。

 

笑われること?

馬鹿にされること?

誤解されること?

見下げられること?

あきれられること?

 

もし、そうなら。

それはいつ、起こった経験でしょうか。

 

あなたはそのとき、上手に言い返せなかった。

それは、まだ自分が小さかったから。

まだ知らないことが、あったから。

そういう事情ゆえかも、しれないよ。

 

今のあなたは、全く何も言い返せないほど、

言葉を思いつけない人、かな?

会話で緊張して、たとえば、何をしようと思ってるかな。

極端な言い方になるけど、

頭、常に真っ白なのは、格好いいことを言い返さねば、とか、

緊張なんてしてはいけないのに!

と、強く、どこかで思い込んでいたりしない?

自分がどう思われるかのほうを、演じようと「だけ」、していない?

素直に言葉を伝えたら、何がいけないのかな?

たどたどしくても、素直に言葉を発する人のことを、

ダメ人間だと、果たしてあなたは感じるかな。

 

イヤな経験をした。

ではそのとき以来、

まったく誰にも会わず、

まったく何も読まず、知らず、

成長も経験も完全に止めて、

山の中に籠もってきたかな?

 

しかも今、目の前にいる人、周りにいる人は、

過去の状態とまったく同じで、本当に同一人物で、

その人もまた、時間が止まったまま、成長してないかな?

 

同じじゃない。決して、決して、同じじゃないのよ。

あなたが、あなた自身が、同じ、と捉えるの。

 

それは、つらかったから。痛い経験だったから。苦しかったから。

まず、それを恥じずに、認めてあげようよ。

それは、仕方なかったの、いろいろな事情から、ね。

そこで自分を責め続けているの、あなた自身が。

 

でも、どうか気づいてほしい。

まったく同じ経験をすることは、本当の意味では、できない。

同じとき、同じ空間、同じ年齢、同じ思考のタイミングで、

他者と向き合うことは、もう二度と、決して、できない。

 

同じじゃないことを、

同じだ、と捉えて、

また起こったら怖い、と捉えて、

おびえて、そこで自分を止めているのは、

あなた自身なのよ。

 

ならば。

たとえば、まったく違う環境へ、思い切って出かけてごらん。

カウンセリングでも、いいから。

 

世の中には、違う人もいることを、しかもたくさんいることを、

『自分自身に味わわせてあげる』経験、

いっぱい積んであげても、いいんだよ。

いつからでも、それを始めて、いいんだよ。

 

そんなこととはまったく関係がない、

あなたの本来の「良さ」は、

あなた自身にこそ、見つけてもらうことを、

今か今かと、待ってくれてるんだよ。

 

どうか、自分から、違う経験を選んでいってね。

自分のために、選んであげてね。

 

打ち解けられない、のでなくて、

過去の記憶をずっと使い続けて、

あなたが『自分のことを話す』という経験を、

自分に対して「封じて」きたんだよ。

 

本当は、その経験をしたいからこそ!

『~られない』という表現に、なるんだよ。

 

求めているのであれば。

あなたに、その経験をさせてあげられるのは、

あなた自身だけだよ。

あなたがそういうふうに、自分を大切にしてあげていい、

それを自身に、ゆるすだけ、だよ。

 

どうか、過去の記憶を、使い続けていく選択、以外のことを、

自分に、ゆるしてあげてね。

 

あなたがいつか、許可を出せて、

あなたが少しずつでも楽になれますように。

 

他者と自分は違っていて、違っているからこそ、

いろいろ学びあえる。

だからこそ、うれしい! のですよ。

自分のクローン人間しか、世の中にいなかったら……つらいよね(^0^;)

 

違っていて、本当に、いいの。

それは決して「悪いこと」ではないよ。

でも、自分にとって都合のいい「違っている人」だけが世の中にいてほしい、

と願うのも、視野が『違う方向への決めつけ』になるよね。

いらない人は、生きていてはいけないかな……?

そうではなくて、どうしても打ち解けたくない、と感じる相手なら、

接することを、自分からやめていくことを、

自分が自分のために、選択してあげていいよね。

 

いつか、そうした別の選択肢を、あなたが使っていけますように。

 

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Photo by Greyerbaby
ID:201405240800
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