自分の気持ちを 大切にすると同時に
他者と気持ちを「確認しあう」こと
隠さないこと
怖いものを 無視しないこと
それらがどれほど 大切かを
思い知らせてくれる話のご紹介
人のため と言いながら
結局 自分しか見ていなかったり
自分の世界があればいいと 内にこもったりする
そのズレが 何を生むか が
デフォルメされて 描かれている
文体に賛否両論が あるとはいえ
20歳でこれを 書けた人
その才能は 認めてもらえたらと思う
自分が何を つい ないがしろにしてしまっているのかを
女性にも 男性にも
考えてもらえる作品だと思えるので
メインブログのほうで お知らせしてみたくなった
自分を大切にすることって
他者と関わることって
気持ちを 感情を きちんと相手に伝えることって?
それらが 生み出すもの
それらの「欠如」が 生み出すもの を
感じてもらえたら 幸いです
恋愛ものとはいえ わりとサイコな作品なので
甘いゆるい系の小説がお好みの方には
向いていないかも
結末は 柔らかくて いいけれどね
例によって アフィリでないリンクにて……
『ひとめあなたに…』
新井素子 著 創元SF文庫
¥862
自分の気持ちを 大切にすること
他者へ 気持ちを 伝えること
自分と 他者の 自由を どちらもゆるすこと
あきらめないでね いつか その「すごさ」 体感してね