幸せな状態、と聞くと、どんなイメージを想像する?
自分のまわりにハートが飛び交っていたり、
ウキウキワクワクな満面の笑顔、を思い浮かべるかもしれない。
でも、幸せを感じるための充実は、
決してそんな動的な状態だけを指すのではない。
どちらかというと、これらは
『幸せな刺激』
と、呼べるものかもしれないよね。
こっちは今、苦しいんだよ、何言ってるんだよ、と
思う人もいるかもしれないけれど、
苦しいであろう今だからこそ、伝えたくなった話なの。
ゆるしてね。
幸せの形は、他にもある。
静かで、落ち着いていて、
なんとなく満たされていて、
自分の心が、柔らかい状態。
これらは別に、刺激、からは生まれない。
きっかけみたいなものはあるかもしれないけれど、気づきに近いように感じる。
必ずしも他者と関わらなければいけないものではないし、
逆に一人のときなど、自分の心のなかで生み出す形のものであるように思う。
自分で作り出せる、自分自身の充足。
パンパンに何かが詰まっているわけではなく、落ち着けるもの。
そういう土台もまた、あるほうが、
実際、自分が楽な気持ちになれると思わない?
駆け引きでもなく、戦いでも、頑張りでもないもの。
ホッとできるもの。柔らかい心、になれるもの。
それらはもしかしたらすべて、自分で作り出せるのだと、今の私には思える。
そういう充足もまた、持っていたほうが、
自分自身が折れないですむのかもしれない。
刺激しか幸せでないと思い込んで、そうならねば、
と決めつけている人が、もしいたら、
だからこそ、あなたは、苦しくなるのかもしれないよ、と、言ってみたい。
あなたが自分自身に作り出せる充足、落ち着いた静かな気持ち、を、
もっと増やしてあげようよ。
そんなもの、持てないよ! と思い込んでいるならば、
そこにこそ、何か、あなたを苦しくさせる決めつけが潜んでいるかもしれない。
その部分を、ひも解いてみない?
なぜ私は、私自身を『静かな幸せの気分』にしたら、いけないのだろうね?
そんなのはつまらない、ダメなパターン?
ねえ、誰にそれを、決められたのだろう……?
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