エゴに支配される惨めな人は、
さまざまな惨めささえ、自分を支えるために必要なのです。
それをも取っ払ってしまったら自分は丸裸になってしまい、
何も残らないと信じ切っているから、惨めさにさえ、しがみつくのです。
……という感じの、なんとも恐ろしい、でも的確な指摘をしてくださるのは
マスターと呼ばれていたOSHOさん。
痛い本だなあ、と思ったけれど、
読み返しつつ読み進めるという、じわじわした
変な読み方が止まらない(笑)書籍『Joy』であることよ……。
何を自分がどう解釈して、悪いほう、いいほう、どちらに解釈するか。
これを、言葉の説明でなく、今日は音楽でやってみます。
ほぼYoutubeからの引用なので、
ガラケーで記事を読まれている方、今回はごめんなさいね。
ご紹介するのは『トラベシア』。
ブラジル人歌手のミルトン・ナシメントが歌った曲。
原曲はメロディーラインが美しいだけに、歌詞の重さが引き立つ。
和訳と原曲をまず、個人の方のブログリンクで紹介しておきます。
http://midorinterprete.blog.fc2.com/blog-entry-74.html
でも美しいからだろうね、英語訳なども出て、世界中で歌われていく。
たとえば原曲ポルトガル語では、ボサノバの、小野リサさん。
この人のアルバムのおかげで、この歌のこと知った……。
◎Lisa Ono (小野リサ) TRAVESSIA
https://youtu.be/I5i5IVYngRI?t=19s
他にもたくさんの人が歌っているらしいけれど、歌姫のビョークなど。
◎BJORK – TRAVESSIA
https://youtu.be/_8TB86rxCJI
そして日本では、ムーンライダースが歌詞を変えてカバー。
◎トラベシア ムーンライダース
https://youtu.be/ArS9evZnaYs
ここまできたら、もう、のんびりな歌だよね。
さらにこの歌詞を、沖縄民謡界のなかでもずば抜けてユルく(笑)温かい、
大工哲広さんが歌うと、こうなる。
もはや脱力☆温泉状態……。ああ、大工さん、やっぱ好きだ(笑)
◎Travessia 大工哲弘
https://youtu.be/mWp46700SxI
伝わってくれるといいのだけれど。
たったひとつのことが、こんなふうに変化したりする。
好きなように解釈され、好きなように表現されて、
こんなにも印象を、姿を変えるのだ。
あなたもまた、日々、どれか何かを選んでいる。
自分に起こる「出来事」だって、いろいろな解釈ができるはずなのに。
ねえ、あるひとつの見方だけで、自己卑下したり、落ち込んでいるのかもよ?
そんな「ものの見方」をするから、
自分にとって、悪いほうにしか解釈できないのかもよ?
「その出来事に対する解釈」って、それしかないのだろうか。
本当に、それがよい形(正しい形)での解釈ってこと?
その解釈のみでしか、それを捉えなくちゃいけないのだろうか? 本当に?
自身のエゴがささやく「自分をおびえさせる声」のみに、
ねえ、そんなになるまで従わなくても、いいのかもよ?
◎Joy 喜び (海外文学)
OSHO 著 山川 紘矢・山川 亜希子 著 角川書店 刊
¥1,728(上記はアフィリなしリンクです)