やり始めたら、すぐうまくできるようになって
どんどん事態は好転していかなければいけないのに って?
それ、自分の能力、どれだけ過信してるのかな?
生まれて初めての世界に立ち、
まるで赤ちゃんのような、経験なしの状態なのに。
なぜいきなり100mを15秒で走れない、
本当は10秒で走らなくちゃいけないのに!
とかいうくらい、理想の完成形レベルを夢想して、力んでるの?
ねえ、また、自分を
それでいいかどうかもわからないのに「頑張る」罠、にハメるわけ?
自分が「失敗」してもかまわないということを
練習している間は自分に許してあげないと、
いつまで経っても上達なんてできないよ?
あなたはそんなに完璧? 何様?
スーパーマンじゃないよね?
で、またすぐ、出来ないと罵倒する、
つまり「自分が出来ないということ」、
そっちの意識のほうにも再び執着しまくる?
そんな夢想の優秀さに憧れるのは
子どもの高望みと同じレベルだよ。
そこだけは、大人に、なろうよ。
あ、だからと言って
むやみに
頑張ってるの、ほめてほめて!
私さ、偉いでしょう!!??
のほうへ、使ったら
それもまた、
自分が自分をいたわり、
自分で自分を認められる
の世界とは真逆のほうへ、進むからね。
他人にほめてもらうよりまず、
自分にほめてもらいなよ。
そっちを先に練習しなよ。
自分をほめたら、何か損するのかな?
低レベルだろうが、
やったことのない世界に向かって
練習、始めたのだから、
毎日ほめてもらいなよ、自分に。
いつまで他人の顔色うかがって
生きていくのかなー?
なんてことも、せっかく疑問に感じたのなら
今すぐ
赤ちゃんに戻って
転びながら
はい、寝返りから、もう一度。
寝返りしかできないときに
100m走を夢見るのは
あまりにも自分をイジメすぎ
だということに、気づいていってね。
そうしたいくつもの、自分で過去に仕掛けてきた
「繰り返しの罠」を、見抜いていってね。
赤ちゃん、のときは
赤ちゃん、を楽しもう。
見るものを、初めてのように扱い
これは
本当は
何を意味しているの?
って、
見つめ直していこう、ひとつずつ。
そこから新たに、本当の、
「自分にとっての大切なこと」を、始めようよ。
Photo by Elmar KrenkelID:201303081000
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