次への そのための 涙

悲しむことを ゆるすのも

涙が出ることを ゆるすのも

また 自分のためになるよ

 

ただし 興奮して

悲劇的感情に どっぷり浸かって 

陶酔しない……涙なら ね

 

ああ 私はなんて 哀れなの!

などという 自分への同情は

刺激 だからさ それ

あまり続けていると 脳みそが疲れて

黒い気持ちからさえ 離れたくなくなって

身体によくないよ

 

自然に 静かに 涙が出ること

ただ 悲しいから 泣く 

それだけを感じるとき

そういう涙ならね 逆に

気持ちの中から黒いものを 取り去ってくれるの

 

まあ 泣きながら眠ると

目は確かに 腫れちゃうけれどさ

静かにしていても訪れる悲しみは 

自分に無理させないで

涙として 表現していいんだよ

 

それは心の掃除

辛さに注目し 自己を罵倒してしまう自分を

少しずつ 整えて 次のところへ 連れていってくれる

 

だからさ 可哀想な私

なんていう設定をつけたわけではない涙なら

そんな自分を非難せず

泣いて 心を キレイにしよう

 

こんな私には 涙さえゆるされないとか 

これ以上 かたくなに自分の感情を否定するのは

もう やめよう

そこから やめよう

自分が感じることは

自分が 大切にしてあげて よいのだ

 

2015_11_21

Photo by uroburos
Pixabay

 

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